『ザ・コンサルタント』 by ギャビン・オコナー
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読んだ/観た日:2020/06/07
★小説/絵本/映画/マンガ/ドラマ/アニメ総合:3.8
ストーリー:3.9
エンディング:3.8
登場人物/演技:4.0
絵/文章/映像/音楽:3.8
世界観/独創性:3.5
おしゃれさ/エンタメ性:3.8
深さ/哲学性:3.5
他の人におすすめ:3.9
あらすじ/概要
田舎町のしがない会計士クリスチャン・ウルフに舞い込んだ、大企業からの財務調査依頼。彼は重大な不正を見つけるが、なぜか依頼は一方的に打ち切られる。その日から、何者かに命を狙われるウルフ。実は彼は、世界中の危険人物の裏帳簿を仕切る裏社会の掃除屋でもあったのだ・・・。年収10億円、天才的頭脳を持ち、最強のファイターでもあり、命中率100%のスナイパー。本籍・本名・私生活、そのすべてが謎に包まれた会計士が、アメリカ政府、マフィア、一流企業に追われてまで危険な仕事に手を出す本当の理由とは?※本編終了後特典映像あり Rating G (C) 2016 Warner Bros. Entertainment Inc. All rights reserved.
読書/鑑賞中メモ
チカチカ光ってるのはなに…?訓練?
自閉症フォーカス?
普通とは
感想/考察
おもしろい!いろんなとこにこだわりを感じた
安定剤飲むまでの10分?かなんかはかってやるやつよくわかんなかったな…たぶん発作を抑えるために必要なことなんだろうけど…訓練的な何かなのかな
自閉症にフォーカスした感じか。自閉症の人間は世の中では使えない人間扱いだけど、やり方次第ではすごいんだぜ、みたいな感じかな。
「危険な仕事に手を出す本当の理由」は結局なんやろ…絵だっていう話なのかな?妹は目的というよりは一緒に稼いでるっていう感じだし、弟も別に探してたって感じでもなかったし…神経症患者への援助?人と関わるため?生きるため。んー…あらすじで煽った割にはスッキリした解答があったわけではない気がするんだけど…僕が理解してないだけか。
欧米人は”自分たち”という区分を強烈に持っている。それが白人だったり、成功者だったり、健常者だったりするわけだけれど、そこから外れたものへの目は冷たい。その”はぐれた子羊”にフォーカスしなきゃという問題意識があったのだろうけど、その問題意識そのものにも差別が潜んでいるような気もするが、まあでもそこまでいったらかわいそうか…。なぜ人は多様性を担保しなければならないのかという問いに対する答えが不明確なまま多様性を担保しようとすると、途中でやっぱりナショナリズム的なポジションに帰ってきてしまう。心の奥底では健常者の方が優れているのだ、という感覚を拭えないのではないか。”優れている”というレッテルそのものが、人が作り出したものであって、著しく環境に依存する。環境や条件が変われば、当然”優れている”の中心も移動するのだ。
なんか話が逸れたが、この映画は単純なアクション映画としても面白い。娯楽作品と啓発作品の中間にうまく着地していると言えるんじゃないだろうか。まあちょっと主人公強すぎるが笑